大学の就職課の学生向け就職活動のキャリアアドバイザー経験者(現在教育サービス業界採用担当者)が語る採用したい就活生
採用したい学生のベースは基本は同じ
はじめまして。採用担当のOです。年齢は30歳の女性です。
私はこれまでに大学の就職課で学生の就職活動を支援し、キャリアアドバイザーを経験しました。
その後、企業の採用を手伝う教育サービスの仕事に就きました。
現在は採用担当をしています。
これまで多くの学生と接するとともに、私自身もそうですが、学生を採用する側の人ともたくさんお会いしました。
そのなかで確信したことは業界や会社によって多少は異なることはあっても、やはり「採用したい学生のベース」はほぼ同じであるということです。
そして、就活を経験した人は知っている通り何個も内定をとるタイプの学生が存在しますよね?
このタイプの子はこのベースを確実に持っているのです。
ではそれはなにか。ここでは5つ紹介しましょう
ちゃんとした姿勢で挨拶ができる
当然ですが、挨拶はとても大切です。
そんなの知ってるし、やってます。そう思う人も少なくないでしょうか。
集団面接、個人面接の部屋の出入りではやっているでしょう。
では説明会、グループディスカッション等、少しゆるい雰囲気、集合場所と実施する会場(部屋)が一緒のときはどうですか?
その会場の部屋の前で出席を確認する人には挨拶をすると思いますが会場の部屋にすでに入ってこちらを向いていない社員がいることがあります。
まだスタートしていない雰囲気のときに そろっと入って席についている学生は少なくありません。
そして、帰りのエレベータ周辺。気を抜いていませんか。
会場以外でのあいさつは弱弱しく、適当になっていませんか?しゃきっと歩いていますか?
挨拶は習慣、といったものですが、本当に挨拶が習慣になっている人かいないか私たちはそれぐらいは見抜きます。
なので、普段からちゃんと挨拶できてるな、意識しているなという学生は好印象です。
そして不思議と最初から印象に残るんです。
当日だけではなく、ぜひ普段から挨拶のをつけてみてください。
自分の言葉で自分の力で話すせる学生
面接のマニュアル本、沢山出ていますね。
私もその仕事をしていましたが、大学には面接指導者も昔よりより常駐し、就職支援の体制が整っています。
学校や指導者によっては、本人ではなく結局他人が作りあげたような志望動機や過去のエピソード集のようなもの就職支援をしていると思い込んでいるところもあるようです。
プロが作っているのですから、それは素晴らしいものができています。
ただ、これが出来上がったことに安心してせっかくできたものが「自分のもの」になっていない学生を目にすることがあります。
自分で作成したものにも関わらず「自分のもの」になっていない人もいます。
何が言いたいかというと、話す言葉に心と思いを感じないことがあるのです。
暗記しただけ。一言一句間違えないことにばかり意識がいっているだけ。
別に綺麗に話す必要はありません。支離滅裂にさえならなければ、そこはお互いに人間。伝わります。
他人が作ったものならば、そのストーリーや経験を話す人になりきって話してください。自分が作ったものなら尚更、自分自身を映し出して話してください。
イキイキと話す姿、感情的に話す姿。私たちはそこにあなたの姿を見ます。
清潔感がある学生
これ、とても大切です。
就活本に載っているのでこれは当然と思って従ってください。
髪型、爪、(男性はもみあげ、ひげも)、靴、等です。
男女問わず、可能な範囲で肌があれている方は少しでも改善された方が良いでしょう。
(かといって、メイクであからさまに厚塗りはしないように)
男性でワックスを使い慣れていない人は事前に使い慣れてください。
髪質と合わずベタっとならないように気を付けることと、ツンツンヘアは厳禁です。
スーツに合う髪型を意識してください。
中に着ているシャツの首回りのサイズが合っていない学生、ネクタイが緩んでる学生もいます。
絶対的なマイナスではありませんが、しっかりあったシャツでフィットしたネクタイをつけるだけで印象は変わります。
これはビジネスマンでもできていな方がいて本当に勿体ないです。
ご自身の首回りはぜひ把握して、合うものを着用しましょう。
女性は触覚のようにサイドの髪を出している方を見受けますがあれは私たちからすると意味不明です。すっきりまとめてください。
肌荒れしていても、顔が大きくても顔を出したほうが明るく見えて好印象です。
流行りのメイクと就活メイクは違います。
「こんなの私じゃない!」「地味!」と思っても今は我慢。
黒目や縁取りがあるコンタクトも実は印象が悪いです。
あのコンタクトは確かに目が大きく見えて、人によっては可愛く見えるかもしれません。
でも、あのコンタクトの難点は「目があっているのかいないのか分からなくなる」のです。焦点が合っているのかと感じるという方もいます。
本来のあなたの目から伝わるメッセージが伝わってきません。
自分たちにとって良いものが、採用側にとっても良いものとは限りません。
努力する姿勢と謙虚さを持った学生
最近の学生は自己肯定力が低いと言われています。
自分に自身がない、という方が伝わるでしょうか。
ただ、そういう全体的な雰囲気があるなかで、「僕は(私は)あれもこれもできます!やれます!」という話を並べまくる学生もいます。
自信があるのは結構です。
むしろ、やってきたものに対し自信を持つことはとても良いことです。
ですが、専門的なことをやっていない学生、アルバイトだけの経験で私は即戦力アピールをしてくることがあります。
加えて、世間の批判やダメ出しをしてくる学生もいます。
自信と過信は全くの別物です。
やる気のアピールをしたいのは分かります。自分の能力をアピールしようとしているのも分かります。
でも、はっきり言います。
新卒に即戦力は原則期待していません。
口うるさい新人はいりませんし、ヘタに誇張したアピールをすると入社前から場合によっては損することもあるので注意です。
求めるのは「頑張ります」という姿勢と「勉強して色々吸収します」という心です。
周囲に感謝の心を持っている学生
私たちは一人では生きていません。
そして企業も一人で仕事をするわけではありません。
お互いが認め合い、信頼し、譲り合ったり成長していく過程には人への感謝があります。
家族、友人、そして自分の取り巻く環境で接してきた人に感謝の気持ちを持っている学生は好印象です。
聞かれてもいないのに、無理にこの話をする必要はありませんが是非、面接が進む前に自分のこれまで過ごした過程を思い出し、関わってきた人のことを思い出し、振り返ってみてください。
選考が進むにつれて、学生も採用者もお互いの内面を知る機会が増えてきます。
世間話をすることもあるでしょう。成功談だけではなく失敗談も楽しかった話も出てくるでしょう。
そのときに、ぜひ感謝の気持ちを思い出しながら話してください。
先ほども書きましたが、あえてこの気持ちを熱く語る必要はありません。(流れでこの気持ちを話すことは構いません。)
ただ、このような気持ちを思い返しながら話してください。
不思議なものでこれらは滲みでるものです。
周囲を認め、感謝する素直は今後もなくてはならないものであり、その姿勢はあなたの人間性の評価につながります。
第一印象は見た目と挨拶、その後は自分自身を表現すること
採用したいと思う学生の5つのポイントを書きました。
第一印象は、清潔感(見た目)と挨拶。これは良くなるかマイナスにはなることがないポイントです。
その後は、あなた自身を表現すること。内面です。(もし、仮の姿を作り上げるとしたら徹底的につくりあげ、なりきることが重要です。)
自分自身を表現するのは怖いことかもしれません。
企業が求める人は本当の自分ではないかもしれない、何か決まった像があって、こんな人間じゃないと採用してもらえないんじゃないか等、不安もあるかもしれません。
でも、私たちはちゃんと表現する素直さ、そこにこれらからの、あなたの成長という伸びしろを見るのです。
そして、そこに信頼(一緒に働きたい)という思いが沸くのです。
5つ目が一番抽象的で、人によっては「なぜ、これがポイントの1つなの?」と思うところかもしれません。
ですが、この効果は確実にあります。
仮にとある企業の面接では効果がなかったとしましょう。
でも、これは、これから社会に出るあなた自身そのものにとって価値ある行為です。
是非、お試しください。
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