吃音持ちで就活にお悩みのあなたへ
吃音で自分の言いたいことばが自由に口から出ない
というのは本当に辛いです。
就活というのはあらゆるところで、吃音者にとって
苦手なことをしなければなりません。
電話、自己紹介、発表、面接・・・
どの活動も話すということが必須となり
あらゆることが、吃音者を悩ませます。
私も吃音持ちで、
就活は本当に苦労しました。
電話や面接で上手く話すことができずに
大恥を書いたことが何回もあり、
そのたびに消えてしまいたくなりました。
このことばが出ない吃音は、
吃音を持っている人にしかわからない辛さがあります。
吃音持ちで就活にお悩みのあなたへ【カテゴリ―】
吃音とは何か？
吃音とは自分の頭の中では話したい言葉があるのに、
それが口から出ない、出そうと思っても詰まってしまい
出なくなるという症状です。
例えば
「ありがとうございます。」
と言いたい時に
「あっあっあっあっあ・・・・ありがとうございます。」
と言葉が詰まってしまい、スムーズに言葉がでない
といった症状です。
吃音はよくどもり症と言われることも多いです。
私もよく「おまえよくどもるなあ」と言われてきました。
吃音のパターン
吃音には【連発型】、【伸発型】、【難発型】というパターンがあります。
【連発型】とは
「あっあっあっあっあ・・・・ありがとうございます。」
というように最初の言葉を何度も行ってしまうケース。
【伸発型】とは
「あーあーあーりがとうございます。」
と最初の言葉が伸びてしまうケース。
【難発型】とは
「・・・・・・・・・・・・ありがとうございます。」
と最初の言葉が全くでずに、しばらく経ってから
言葉がでるケースです。
吃音と状況
吃音持ちの人はある特定の状況の時にどもってしまう
という場合が多いです。
よくあるのが
人前で話すような緊張する場面、例えば
スピーチ、司会、発表、電話対応などです。
普段は普通に話すことができるがこのような緊張する場面になると
言葉が出なくなるという場合があります。
このような場合、
周りの人からは緊張していると思われがちですが、
必ずしも緊張が原因ではなく、
吃音症状がでてしまい言葉がでなくなっています。
これは緊張で出しにくい言葉
、音にさらに精神的に負荷がかかり
言葉を出せなくさせてしまい、
悪循環にしてしまいます。
初対面の人との会話
吃音症状が出やすい状況は
特に初対面の人と会話をする時です。
就職活動していく中で見ていくと
たくさん当てはまりますよね。
例えば、電話連絡や面接、ほとんどの活動が
初対面の人とのやり取りになります。
特に電話や面接は
吃音者で苦手としている人は多いです。
吃音の原因
吃音の根本的な原因は医学的にもまだわかっていません。
原因は精神的なところからきているという説が有力ですが、
現在、症状を完治させるための治療というものはありません。
薬や手術をして治るものではありません。
私の場合、連発型の吃音持ちでしたが、
20歳を過ぎてから難発型に変わっていきました。
20歳を過ぎてからは
吃音でそれほど苦しむことはなかったのですが、
就活が始まり吃音症状が酷くなりました。
個人的な意見として
吃音は直そうと思えば思うほど、
自分が吃音であると意識すればするほど、
酷くなっていってしまうと感じています。
就活と吃音
就活は吃音者が苦手とする初対面の人と話すことをしなければ
ならない活動です。
そのため、私のように吃音をこれまで意識せずに生活してきても
「ヤバい、吃音を直さなければ！」
と就活になって急に焦る方もいるでしょうか。
しかし、焦って吃音を直そうと思っても、それは逆効果です。
吃音症状をさらに酷くさせてしまう恐れもあります。
「吃音持ちで就活にお悩みのあなたへ」では
就活をしていて、
もし吃音になった時にどうすればよいのか
その対処方法を場面に合わせてお伝えしていきます。
また、吃音者が就活で疑問に感じるとについても
お話ししていますのでご覧ください。
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