就活のスーツは紺のストライプの模様が薄っすら入ったものに。シャツは水色、ネクタイはペイズリー柄とデザイナースタイルにした。
ハラハラだった就職活動
元日系自動車メーカーエンジニア、現在は独立して個人事業を営んでいるD.S.(34歳男)です。
基本的に理系出身者は就活に有利と言われますが、私の場合はちょっと特殊な事情があったので、就活にもそれなりに気を遣いました。
高校卒業後、私立理系大学の理工学部に入学しましたが、家庭の事情で3年間フルタイムで働く必要があった為、就活時は大学に7年生になっていました。
それでも工学系なので選ばなければ就職先はありましたが、大手一流企業への就職となると、ライバルとの差をつけなければなりません。
悪い意味で目立ちがちな経歴を魅力的に見せる様、色々と趣向を凝らしました。
就活を始める前は結構ハラハラしていましたが、結果的には大手自動車メーカー2社の内定を受ける事が出来ました。
友人の状況などを見ていて感じたのは、面接ではあまり自分を作りすぎず、ありのままを見てもらおうという姿勢が大切だということです。
卑屈になり過ぎず、「自分もこの会社が合うかどうか確認に来たんだ」という気持ちでいた方がリラックス出来て良い結果に繋がると思います。
徹底的に情報収集した就活用スーツ選び
スーツ選びは、就活を始める2ヶ月くらい前(具体的には3年生10月頃)に始めました。
自分の経歴から、就活を始める前は「どこも相手をしてくれないんじゃないか」なんて戦々恐々としていたので、とにかく良い意味で目立とうと、色々作戦を考えたものです。
色々な経験を積んだりする事をメインで考えてはいましたが、外見も分かりやすく印象を操作出来るので、重視していました。
周りに経営者や社会人の友人が多かったので、どんな外見だと良い意味で目立てるのかリサーチして、アパレル関係の仕事をしている友人にもアドバイスをもらって・・・など、人脈を駆使して情報を集めていました。
当時はネットにある体験談の数は少なく、特にスーツ選びに参考になる様な記事はほとんどなかったので、賭け要素も強かったですね。
今はインターネットで色んな体験談を読むことが出来るので、徹底的に体験談を読み込んで、自分なりの答えを見つけておく事をお勧めします。
人脈に助けられたスーツ購入
色々な情報を集めて理想の外見を決めたら、後は購入するだけです。
・・・とは言っても、ファッションに疎く、しかもスーツなど購入した事が無い理系大学生にとって、抽象的な理想像だけでは到底スーツは選べません。
私の場合は、たまたま友人のつてで、個人でスーツの仕立て屋さんを経営している人を紹介してもらえたので、その方にイメージを伝え、完全に丸投げしました。
オーダーメイドのスーツは、百貨店でお願いするとかなり高くなりますが(学卒の初任給の倍くらいかかります)、私がお願いした方はかなり安くして下さいました。
就活用という事で、出世払いという意味合いもあったのかも知れません。
3年生の10月末頃に採寸などをして仕立てに1ヶ月ほどかかり、12月上旬に仕上げて頂きました。
後から聞いたらかなりの急ピッチだったそうですので、もし仕立て屋さんにお願いする方がいたら、もっと余裕を見てオーダーする事をお勧めします。
事前にどのくらいの時間と費用がかかるか確認しておくと良いかも知れません。
気合の入った初めてのスーツ
初めてのスーツは、就活生にはおそらく分不相応だった事でしょう。面接官の方々が着ているスーツよりも一目で高いと分かる、それは生意気なものでした。
色は紺で薄っすらとストライプ模様が入っており、シャツは水色、ネクタイはペイズリー柄と、メーカーのエンジニアではなくデザイナー事務所に売り込みに行く様なスタイルでした。
丈も若干短めで、全体的にイタリア紳士の様な感じです。
両親には「これで大丈夫なのか」と心配もされましたが、仕立て屋さんには革靴や靴下までセレクトをお願いして、とにかくこだわりが強くて一流志向だというイメージが伝わる様に意識していました。
作戦がなくただこのスーツで就活をしたらどうなるか分かりませんが、私の場合はこのスタイルが功を奏しました。
実際、スーツについて面接の最後に雑談で触れられてさりげなくアピールしたい事を伝えられたりと、このスーツにしてよかったなと思った事を覚えています。
自分のイメージに合ったスーツを選ぶ
私の場合はちょっと振り切ったスーツだったかも知れません。
ただ、「自分のイメージを効果的に伝える手段」として、見た目に気をつける事はとても有効な手段です。
ご自身がアピールしたいイメージを明確にしたら、そのイメージを体現する様な外見にする事が重要です。
具体的にアドバイスをするとしたら、自分が伝えたいイメージの人物像を詳細に思い描き、その仮想の人物なら就活の時にどんな外見で挑むのか想像する事です。
ファッションに疎かったりスーツの知識が無ければ、細かいところは想像出来ないとは思いますが、感覚的で良いので「あの映画で主人公が着ていた様な感じ」とか「見た人が全員○○と思う様な見た目」など、絶対にこれで行きたいと思うイメージを持った上でスーツを選ぶと良いと思います。
大切なのは面接の中身ですが、人間というのは着ている服装によって、意識していなくても自信やテンションに影響が変わります。
皆さんが充実した就活をされる事を願っています。
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