アニメ会社・株式会社伽藍に就職した方法。アニメーターになるために準備したこと。就活の選考詳細をお伝え。
自己紹介
- お名前:N.I
- 年齢:34歳
- 性別:男性
- 出身大学:N専門学校
- 学部:MA科
- 内定をもらった企業名:株式会社 伽藍(アニメ会社)
アニメーターの就職活動
学校はイラストやデザインを広く学ぶ学科でした。
田舎から東京に出てきて学校に入ったわけですが、そもそも具体的にやりたい職業があったわけではなく「絵を描いて生活できればいいなあ」程度に考えていました。
なので就職活動そのものもデザイン事務所からゲーム会社、広告会社など手当たり次第に受けていました。
具体的に業種をしぼっていたわけでも、その業界に熱意があるわけでもなかったのでそれほど本気で就職活動していたとはいえないところがありました。
「絵で食べていく」ということを舐めきっていたといえます。そんなうちに卒業まで3ヶ月というところまできてしまいました。
もう後がなくなってきたころにアニメーターという職業がうかび、応募して面接、すぐに採用が決まりました。
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アニメーターになるきっかけ
知ったきっかけは学校の求人募集に出ていたからです。
そもそも就職活動に対して卒業が迫ってきても積極的ではなかったので学校の募集しかみていませんでした。
とにかく絵を描いていればいい業界と仕事はなんだろう?という選考基準です。
学校の求人に「絵が描ける人」というなんともピタリとはまったような条件がでていたので、さっそく応募してみました。
そもそもアニメはそれなりに好きでしたがアニメーターという職業に対してもあまり詳しくなかったので調べてみると、初めは原画マンというもので完全出来高、しかし描けば描くほど収入になり上手くなれば単価の高い原画マンになり、その先は作監や監督にもつながっていく、というものでした。
自分の性格的に、基本給で働くよりこの生き馬の目を抜くような能力主義なところも気に入りましたし、純粋に一日中描いてばかりいれる仕事なので技術がものすごく上達するだろうと思いました。実際にはそれほど甘くなかったわけですが。
アニメーターへの準備
内定をもらうことになる「株式会社伽藍」という会社を調べてみると「カードキャプチャーさくら」などの有名な作品も手がけていました。
また社長は今敏監督の「パーフェクトブルー」の制作に関わっていました。
当時、東京ゴッドファーザーやパプリカがとても話題になっていた頃です。
日本に住んでいる、クリエイターの志望者で、アニメーションに興味のない人は、恐らくいないのではないでしょうか。
わたしの卒業制作はクレイアニメーションであり思えば初めからとても興味のある分野だったようです。
特に企業研究やエントリーシートの作成などはありませんでした。
とにかく履歴書を作って送る。
その後面接と実技があり、内定がでました。
わたしは卒業間近だったので内定後の準備などはほぼありませんでした。
ただわたしより早く決まった内定者は、近ければ週に何度か「原トレ」(後述)の練習にきたり、遠方なら週ごとの課題をもらっていたようです。
わたしは就職してから練習し、なんとか追いつきました。
孫請けアニメ会社の採用基準
採用選考は面接と実力試験でした。
面接は社長と部長との面談でした。
特に特徴的な対話があった気がしませんが、途中で「なんか最近おもしろいことあった?」と聞かれたことを覚えています。
アニメーターというのは人と違ったことや面白いことを考えるのが仕事のようなところがあるので一般の質疑応答の範囲のところで語らなければならないのかもしれません。
あとから知ったのですが、ただの時間つぶしだったようですが。
そのあとは実力試験「原トレ」です。原トレとは原画トレースの略です。
アニメーターは初め動画マンから始まりますが、その動画マンに必須のスキルで、平たく言えば原画マンが描いた絵をきれいに鉛筆でなぞる作業です。
なぞるだけ、といえば簡単に感じますが実際はこのスキルを身につけるために少なくとも1週間、人によっては1ヶ月かかります。わたしはそんなことしたことありませんでしたのでひどりものでした。
しかしこれもあとから知ったのですが、採用基準は簡単な人間性と耐久性だったようです。
アニメーターの夢
内定が決まった時は素直に嬉しかったと記憶しています。
なにせ卒業間近に迫っていましたし、なにより絵を描いて生きていくことができるという嬉しさがありました。
幼少の頃から絵を描くのが好きで、それで生きていくために東京の学校に進学しました。
それがこうして実際に職業としてお金をもらえるようになったということで、少し誇らしい気持ちが芽生えました。
また、新しい業界に飛び込むことの楽しみもありました。不思議と不安な気持ちはありませんでした。
採用が決まった会社はお世辞にも潤沢な資金と設備があるというわけではないのは、面接で訪れた時に一目瞭然でした。
雑居ビルの2階で室内の電灯はいくつかきれていましたし、ほこりをかぶっていたところもありました。
ですが、そこで働いているアニメーターの先輩たちは夢の先駆者であり、それが日本文化の代表であるアニメーションを作っていると思うと期待に胸が膨らみました。
実際には決まることよりも、そのあといかにして生き抜いていくかの方がはるかに大変で、とても困難な道だということをこの時はまだ知りませんでした。
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