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やりたいことはなかった、しかし、とりあえずやってみた

就職活動を意識し始めたのは、大学3年の夏頃でした。

 

 

秋から就職活動に関する講習やイベントが大学内で開催されることになっていたので、嫌でも意識せざるを得ませんでした。

 

 

しかし、その当時はやりたいと思うことが明確にはなかった上、正直、あまり就職活動には前向きではありませんでした。

 

 

先輩たちの就職活動をぼんやり眺めて、みんな同じ格好をしてみんな同じところに向かって、大変そうだなぁやりたくないなぁと思っていました。

 

 

しかし、とりあえずは周りに合わせて就職活動をやってみようという感じでした。

 

 

結果だけいうと一社のみ内定をいただけたので、すぐにそこに決めました。

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ハミューレは地元企業であり、本社所在地が近かった

内定をいただいたハミューレ株式会社は、作業用品を販売する店舗を運営している会社でした。

 

 

就職活動する前から存在は知っていましたが、利用したことはなく、どんなものを販売しているかもよくは分かっていませんでした。

 

 

企業内容を詳しく知ったのは、大きい会場で開催される合同企業説明会の時です。ブースの一角になんとなく見たことのあるロゴマークを見つけて、とりあえず話を聞いてみようと思ったのがきっかけでした。

 

 

そんな会社にエントリーしたのは、地元の企業であること、そして本社所在地が自宅から近かったという2点でした。

 

 

できれば就職活動を市内で済ませたいという、甘い考えをしていたので前記2点は非常に私に就職活動においては重要なことでした。

 

 

選考前に店舗に実際に赴き、どういったものを扱っているかを実際にみる

エントリーをしたからには、まずは企業について知らなければりません。

 

 

合同企業説明会でもらった資料に目を通し、企業の経営理念や事業変遷、企業規模などをざっくり把握しました。

 

 

その上で、ハミューレ株式会社のメインである店舗に実際に赴いてみました。

 

 

もちろん、ネットでも調べればどういったものを扱っているかなどは知ることができます。

 

 

ホームページもありますし、通販サイトもありました。

 

 

しかし、もしも内定をもらったとしたら最も働く可能性の高い店舗に行かずして就職活動はできまいと思い、店舗訪問しました。

 

 

幸いなことに、近くに店舗が2つあったのでどちらもいってみました。

 

 

来店した時の第一印象や接客の感じ、店内の雰囲気を感じつつ、店舗に陳列してある作業用品がどんなものかをぐるっと一周して確認しました。

 

 

その中でも、興味を持った商品についてスタッフに聞いてみたりもしました。

 

 

実際の選考は筆記試験と2回の面接

採用選考でまずあったには、簡単な筆記試験でした。

 

 

簡単な計算問題と質問シートのようなものがありました。

 

 

計算問題はいたって普通に計算問題。質問シートは、個人の考えを記入するもので正解のあるものではありませんでした。

 

 

私は気を衒うことなく、素直に正直に質問に答えました。

 

 

筆記試験が通ると、2対1の一次面接がありました。面接官3人対自分です。

 

 

ここでのやり取りは、志望動機や大学で頑張っていたことなどいわゆる面接で聞かれるような質問ばかりでした。

 

 

それと、筆記試験の際に記入した質問シートの内容について質問をされました。私が突っ込まれのは、尊敬する人と苦手な人についての項目でした。

 

 

一次面接に通ると、本社での二次面接がありました。確か3対1の面接だったはずです。

 

 

前の面接は人事担当者が面接官となっていましたが、二次では部長クラスや社長が面接官でした。

 

 

この時、好きなものについて5分間話してください、という無茶振りがあり、そのことしか覚えていません。

 

 

必死になって本について語り、話すネタがなくなって最後の方はずっと頭が真っ白だったことしか記憶にありません。

 

 

そして、全くダメだった二次面接が何故か通過して、内定をいただく形になりました。未だに内定が出た理由が不明です。

 

 

選考中のどうしようもない不安と内定時の解放感

ハミューレ株式会社の採用選考をしていたのが、ちょうど夏でした。

 

 

冬から始めていた就職活動、既に何社も受けて落ちてを繰り返していたので、就職活動なんてやっぱりやるものじゃないと飽き始めている頃でした。

 

 

夏休みもエンジョイしたいのに、暑苦しいスーツに身を包んで私は毎日何をしているのだろうと自問自答ばかりしていました。

 

 

それでも選考がありますので、やる気は下がってはいたものの、途中では投げ出せないと思い、なんとか続けていたという感じでした。

 

 

今回も落ちるんだろうか、このまま就職できなかったらどう生きていこうか、そんなどうしようもない不安が常につきまとっていました。

 

 

そして、ようやく手にした内定。

 

 

その時の解放感たるや言葉に表せないものでした。解き放たれた、という感じがものすごくありました。

 

 

そこがゴールではなく、スタートに過ぎないのですが、就職活動をやってきて、その成果がやっとここで身を結んだかと自分を褒めたくなりました。

 

 

やりたいことがない、就職する気がない、そんな人でもまずはとりあえず就職活動というものをやってみると良いです。

 

 

就職活動をしているうちに、今まで知らなかった自分を垣間見ることができますし、社会人になるって大変なんだな、大人って頑張っているんだな、と感じることができます。

 

 

無事に就職するにしても、個人で開業するにしても、ニートになるにしても、それを知るという点だけにおいても就職活動はやってみると良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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