リーマンショック後の就職氷河期で就職浪人しフリーターに…ハローワーク利用し第3セクターイベント、不動産業総合職に内定。
自己紹介
- お名前:T・F
- 年齢:29歳
- 性別:男性
- 職業:会社員
- 出身大学:U大学
- 学部:心理学科
- 内定をもらった企業名:第3セクターのイベント・不動産業の総合職(従業員20名程度の規模)
時代の流れに翻弄された就活
私は、最初から地元での就職を望んでいました。
当時は団塊の世代の一斉退職期でした。
とくに私の地元は、大企業の工場が多く、専攻がら技術職は難しかったのですが、地元の工場の事務職に就ければいいやと思っていました。
就職活動を始めるにあたって、大学の進路担当の事務長から「仕事はあるけど、真面目に就職活動しないと、就職できません」と発破をかけられたのを覚えています。
しかし、夏休みのあいだに状況は大きく変わります。
リーマンショックが起こったのです。
夏休み明けに、事務長が深刻そうな顔をして「真面目に就職活動しても、就職できないかもしれません」と言ったことをよく覚えています。
求職者優位だった就活市場は一変。
特に、海外に製品を輸出していた大企業の受けた影響は大きく、毎年、高卒・大卒合わせて何十人もの新卒を受け入れていた地元の工場が、その年は新卒の受け入れを見送るかもしれないとさえ噂が流れました。
同級生の中には、2年経てば状況は変わると信じて、急に大学院に進学すると言い出した人もいました。
そこまでゆるゆるしか就職活動をしていなかった私は、慌てましたが、手遅れでした。
いくつもの就職試験に落ちて、結局、就職先が見つからないまま、卒業のときを迎えてしまいました。
就職浪人となり、学生時代からしていたアルバイトの時間を増やして、とりあえずはフリーターになりました。
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地元に密着した就職活動
大学を卒業して、フリーターとなりました。
新しい生活に慣れるまでは、就職活動をする余裕がなく、就職活動の再開は夏ごろでした。
最初は、大学での就職活動の延長線で、マイナビやリクナビなど、就職情報サイトを利用していました。
しかしリーマンショックの影響は大きいのか、思うように就職活動は進まず、何件もの就職試験に落ちていました。
このままフリーターでも構わないと半ば諦めかけていたその年の冬、ある助言をいただきました。
「地元に就職したなら、ハローワークのほうがいいかもしれない」
その方は、高校の部活の後輩の父親で、市役所に勤めていました。ショッピングモールで出会ったとき、雑談ついでにもらったアドバイスでした。
以来、私は就職情報サイトと合わせて、ハローワークを活用することにしました。
あるとき、ハローワークで求人情報を検索していると、地元の第3セクター企業が、新規事業開始のために求人を出していることを知りました。
志望していた業種ではなかったのですが、地元で何かやりたいと思っていた私の考えと一致するところもあり、また新規事業開始のためという求人の理由もいいと思い、本命としてその企業の就職試験を受けることにしました。
知識と気持ちの両方を整える
選考にむけて、時間をかけたのは新規事業に対する調査です。
応募要項として、履歴書と一緒に「新規事業の可能性について」の小論文の提出も求められていました。
企業のホームページなどを閲覧しても、新規事業なので掲載されていません。これから試験を受けようとしている企業が、新規事業をどのように考えているのか、発展させたいのか、読み解く材料がなく、どのような人材を求めているのか、まったく想像できませんでした。
それにその企業が行おうとしている新規事業は、大学で私が専攻していた分野との近接性も薄く、こののままでは的を射た小論文にはならないと思いました。
そこで、まずは、その新規事業の他地域での実践状況や研究している教授の著書・論文などをとにかく読むことにしました。
企業研究に当たって、その企業のホームページ、パンフレット以外を中心に準備を行ったのは初めてでした。
資料に当たっていく中で、新規事業そのものにも深く興味を抱き、その企業で働きたいという思いも一層強いものになりました。
新規事業に対する知識だけでなく、気持ちも高めていくことができたのが準備段階でうまくいったところだと思います。
基本的な内容
ハローワークを通じて連絡を取り、履歴書と小論文を郵送しました。
しばらくしてから書類試験の合格の連絡がありました。
二次試験は筆記テストと、面接でした。
二次試験が最終試験でした。
後に聞いたのですが、ハローワークのみでの求人だったらしく、応募数はあまり多くなかったそうです。
筆記テストはごく簡単なものでした。
これまで受けていた筆記試験よりずっと簡単な問題ばかりで、最低限の事務能力があるかを確かめるもののように感じました。
面接もごく基本的なものでした。
質問内容は志望動機や自己PRなど、就職情報サイトでよく聞かれることとして挙げられているものばかりで、事前に用意していたものから大きく外れた質問はありませんでした。
すこし拍子抜けしたところはありましたが、用意してた答えを要したように答えることができました。
これまで受けた試験では、具体的な業務について意見を求めるものだったり、圧迫面接に近いものだったり、事前の用意がしにくい質問が多くあったので、そのときの面接試験はとてもあっさりとこなせてしまったように思いました。
やけに落ち着いていました。
試験が終わり、結果を待っているときも、やけに落ち着いていました。
これまでのうまく行かなかった就職試験では、特に面接の後では、あの回答はうまく答えられたのできっと合格できるはずだと自信があったり、逆のうまく答えられなかったから今回は落とされてしまうだろうと落ち込んだり、試験中の自分の挙動を思い出しては一喜一憂し、すこし情緒不安定になっていたように思います。
しかし、そのときの就職試験では、用意していたことを用意したまま言っただけなのでした。
思い返しても、うまくいったのかそうでないか分かりませんでした。
きっと合格したはずだと思うこともできず、かといって不合格のようにも思えなくて、やけに落ち着いた気分でした。
採用の連絡をいただいても、おおきな感動はありませんでした。
大きな障害を感じる機会もなく試験を終えていたので、とんとん拍子で話が進んでしまったような気がしていました。
もしかすると、就職活動がうまくいくときというのはこんなのものなのかもしれないと思いました。
うまくいくときはうまく行きます。それまで何十社も落とされていたのはやり方が悪かったわけではなくて、単に間が合わなかっただけのように思います。
準備をすることはもちろん大切ですが、最終的には自分のような人材を求めている会社に出会えるかだと思います。
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