一枚の手紙からバイト、準社員を経て正社員になった方法。採用担当に手紙出し、自分の長所や特技を伝えたことがきっかけで就職。
自己紹介
- お名前:Y.K
- 年齢:41歳
- 性別:男性
- 職業:現在は営業(金融関係)
- 出身大学:専門学校卒業の為、出身大学なし
- 内定をもらった企業名:株式会社K特殊印刷
求人募集していなかった会社ですが、アプローチしたら内定出してもらえました!
その当時のわたしは、大学には正直、興味がなく小さい時から絵画やキレイなデザインのパッケージなどが大好きだったので、大学には行かず、専門学校1本に絞って入学し、2年制の専攻を終えて、就職活動をすることになりました。
でも、どの企業もあまり変わりがないように感じられて。みんなが知っているような大手だと、もちろん競争率が上がるので不採用のリスクが高くなりますよね。
それでは、高賃金だけで選んでもいけない、だからと言って安い給料よりは高いほうが、もちろんいいわけで・・・。
確実に内定がもらえるような就職活動ってどうすればいいんだ?って感じで、学校の求人広告のコーナーを見てもモチベーションが上がらない時期が、少しありました。
だからと言って、さらに「上の学校に通いたい」なんて親に言えるほど、実家は裕福ではなかったので、とにかく20歳になったら働きに出るしかない!そう思っていた頃です。
新聞記事で見かけた、学校には求人票も来ていなかった企業にコンタクトを取って、内定がもらえたのは。
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内定もらった印刷会社⇒わたしならできると思うんです!
内定をもらった印刷会社は、下請けの下請けから脱却して「うちの会社でしかできないことを!」と“方向転換”を図ろうとしていた時期でした。
それが「点字印刷」です。
もともと「シルクスクリーン」印刷の分野で、長いこと技術に定評があった会社でした。
点字は、もともとは紙を「点筆」という棒に持ち手がついたような器具で、紙に「点字」を打っていくものです。
それを、この会社はシルクスクリーンの技術で、紙に「インクを持って」高さをつけて読ませる、という手法を使って「階段の手すりのシール」や「飲食店のメニュー表」、「コンサートホールなどの触って読む地図」などを受注していました。
点字の文章の間違いを確認するためには、まず「印刷して、触って読んでもらわないといけない」のが避けられなかったので、進路の先生に相談して、「わたしだったら、現行の段階で点字を読んで合ってるかどうかが分かります」と、若干ハッタリも正直ありましたが(笑)、
これならわたしの特技が活かされるのでは?と思い、企業のご担当様宛にお手紙を出したんです。
道は拓かれた!?あとは“つじつま合わせ”だ!!
ハッタリと言っても、まったく点字が読めなかったわけではありません(笑)。
さすがに、そこまで無謀なアプローチはしないです。
わたしは高校時代の3年間、JRC(Junior Red Cross=青少年赤十字)という部活動を通して、点字の読み書きや手話、赤い羽根の募金運動などに携わっていました。
身内に、目の不自由な人がいたとかではないです。でも、何か人のお役に立ちたい、という思いがどこかにあったらしく、点字の活動は就職後も20代後半まで、この印刷会社を退職した後も続けていました。
なので、企業にアプローチ後は、少しでも暗記できるように点字の独特の文法などをひたすら、頭に入れました。
でないと、後から大変な思いをするのは自分なので。
バイト、準社員を経て春から正社員へ!
実際に採用に至るまでは、見習いと言ったかたちで、学校の授業がない土曜日だけ会社へお手伝いに行きました。
とは言っても、コンビニ店員くらいしか、それまで勤務経験はなかったので、正直すぐ皆さんのお役に立てるわけではなかったです。見習い中も、「何もすることがない」こともありました。
そんな時に黙ってその場にいるわけにもいかないので、職場のトイレ掃除もしました。
何度か職場見学と称して通っているうちに、当時すべてを見ていた専務(当時の社長の甥)が話を聞いてくれて、夏休みからアルバイトという形で通うことになりました。
クラスの皆の中で、一番はじめに内々定を頂き、夏休みからそんな状態だった人は、わたしだけだった気がします。
正社員には、学校を卒業し、新年度の4月から晴れて正社員にしてくださいました。
当たって砕けろ?やってみないと分からない
当時のわたしの就職活動は、「たまたま点字という特技を、企業が必要としてくれたから」、有難いことにうまくいったんだと思います。
でもそれがなかったら、箸にも棒にも掛からなかったかもしれません。
実際、正社員になってからの業務内容は、点字印刷に関する業務よりも他の業務の方が8〜9割ありました。
電話応対や受付、お茶出しや伝票入力に納期調整などなど・・・。
点字に関する仕事をしようと思ったら、他の仕事がひと段落ついた頃には、定時の17:30を回っていて、それから点字の原稿チェックをしたら、帰るのが22:00過ぎだったこともあります。
でも、点字の仕事の為だけに人を雇えるほどの需要のバランスもなかったし、他の女性社員が産休→退職となり、そのポジションの後任になったので、イヤだとか言っていられる状況でもありませんでした。
逆にそのお陰で、事務の仕事の基礎を、その会社で教えてもらいました。
デザイン系の学校を卒業したのに、デザインは外注されていましたので(苦笑)、「何でデザインさせてもらえないんだ?」と思ったこともあります。
ですが、点字という他の仕事ができないことをウリにして、求人予定もなかった企業で仕事させてもらえたのは、まれなことだと思います。
つい、「ある中から選ぶ」というパターンしかないように思わされると思うのですが、どこで「ご縁」ができるかは分からないものです。
わたしが学生時代だった時に比べると、今は非正規も当たり前になってしまったので、いま、学生であるみなさんが、同じようにアプローチしても通用しないことも
あるかもしれないですが、新聞やフリーペーパーなど、「自分から情報を取りに行く」ような気持ちで、アンテナを張っていたら、直感がキッカケをくれるかもしれません。
拙い文章ですが、わたしの昔の経験が、何かのお役に立つなら、本当にうれしいです。
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