就活が辛いあなたを助けます【サポカツ】

パチンコ店などを展開する、アミューズメント系業界。

美容院のクーポンアプリのIT企業の、営業。

また、役所の臨時職員です。

市役所の臨時職員を、志望した理由は、
ただただ、「安定」という、目に見えないものにすがっていたからです。

きっかけは、「緊急若者雇用対策」という、
大学、高校、専門学校を卒業して、3年以上、正社員の経験がない人に向けた、

雇用対策に、たまたま条件が当てはまり、市役所なら安定した仕事ができるし、
自分のパソコンの技術も活かせるだろうと踏んで、志望しました。

就活の軸はというと、ぶれぶれでした。

ただただ、
「就活に失敗すると、死が訪れる」という概念に襲われていました。

大学進学のために、新潟から上京していたため、

「就職できなかったら、あの地獄の田舎に逆戻りだ」という、
強迫観念が、軸といえば、軸でした。

今思うと、もっと自由に、
自分の生き方を考えればよかったと思い返します。

就職について、全く興味がなかったこと。

なぜ、働かなければいけないのか、
わからなかったこと。

そして、就職について、
人に聴きすぎたことが、失敗したことです。

IT企業が安定しているよ。

と言われれば、IT企業のインターンに行き、
営業で、飛び込みでお店を回ったのですが、

あまりの激務に、4日間で4kg、体重がやせ細っていき、フェードアウト。

それ以来、営業は無理。

と、いうボーダーラインが見つかったのが、せめてもの救いです。

就職について、全く興味が無い、プラス、なぜ働かなければいけないのか。

分からない。

と言うダブルパンチで、
全く就活に対して、アレルギーのようなものが出ていました。

エントリーシートにも、
そもそも、面接を受ける企業に興味がなく、

「働いて、我慢して、耐え忍んで、その対価として、お金を得る。
お金をいただければ、企業なんて、どこでも良い」

という考えだったので、
企業側としては、そんな消極的な考えの人材は必要ありません。

その事実を、たたきつけられたのが、就活で大変で、失敗したことです。

大きな転機は、意外にも「卒業論文」でした。

就活は、一生繰り返すことだけど、

卒論は、2010年12月17日（自分の大学のその年の卒論の締め切り日）までに
提出しなければ、問答無用で、留年決定。

どちらを優先するか？

と考えた場合、一度、就活を忘れることで、乗り切りました。

その分、40日間で、
3万文字の自分でも納得の行く卒論を書くことが出来ました。

そのことが自信となり、実家に戻ることを決意。

そして、一年間で13個の資格（簿記やExcel、Word、ペン字など）を取る、
就活に特化した専門学校に入学し、2週間で不登校になりました。

その後、考えなおし、市が運営している「職業訓練校」に5ヶ月通い、

Excel、Word、
そして、html、CSSなどのホームページ制作。

更には、面接や履歴書の書き方などを始動していただきました。

仲間と切磋琢磨し、新しいホームページを作成する。

という4チームに分かれて作った、
ホームページのプレゼン大会では、優勝しました。

職業訓練校を修了後、1ヶ月の就職活動の後、
長岡市の臨時職員として、就職することが出来ました。

まず一つ目に自分が、内定をもらい、
その職場で働いているんだ。

とセルフイメージを換気させるビジネス書、
Youtube、講演会のDVDを、浴びるように読み漁る。見漁る。ということ。

二つ目に不採用をもらっても、
すぐに、職業訓練校に行き、泣き言を素直に言う。

肉親にちゃんと、「辛い」と弱音を吐くことです。

大学時代は、悩んでいても、悩みを打ち明ける場所、
人が居らず、一人で悶々と悩んでいました。

そのことがかなり、大きな点です。

本もたくさん読みました。中でも大きく影響を受けたのは、
「千田琢哉」氏や、「キミが働く理由」という本。

その中の一節に、「お金を得る。という目に見えるモチベーションで、
就職活動をしないこと。

本当にやりたいことを、やりたい分だけ、やり抜くこと」これが、
自分の背中を押してくれました。

「千田琢哉」氏の本は、
これまでに、30冊以上は読んでいます。

「Time is Life」『時は金なり』ではなく、
『時は命なり』。すなわち、『遅刻は殺人』。

と言う一文から始まる本に、電流が走りました。

結局、臨時職員に就任してから18日後。

祖父の交通事故死により、精神的に参ってしまい、
わずか2ヶ月で退職することになりますが、

一連の就職活動は、
自分にとって、大きな経験となりました。

「就職活動に失敗しても、死にません。誰も殺しに来ません。
ただただ、生きてください。」

人生において、試験というのは、3つしかありません。

・高校受験

・大学受験

そして、・就職試験

この3つは、どうしても避けられない試験であり、
試練です。

しかし、その分、イニシエーション。

通過儀礼だともいえます。

生きるために、避けてもいいけど、
中学を卒業して、日雇いの肉体労働ですら、

「就職試験」に入ります。なので、避けられません。

何を選択し、何をしないのか。

それは各々が決めることですが、
本当に、これが苦しい。

一昔前。もしかしたら、今もあるかもしれませんが、

圧迫面接や、膨大なエントリーシート、手書きの履歴書、学歴フィルター、
様々な現実に、打ちのめされ、就職うつ、

就活を苦に自殺という記事も新聞で読みます。

その度に、生きてくれ。

頼むから生きてくれ。

と思います。

そして、これだけは言わせてください。

何度も何度も勝負に負けても、試合に負けても、
ギブアップしなければ、負けではないのです。

世間体がどうとか、母親のプレッシャーがあるとか、
そんなのどうでもいい。

もし、100社、200社受けても受からなかったら、

「自分は、会社の枠に収まらない人間なのでは？」

と考え、起業したり、旅に出たり、
自由に、貴重な20代を過ごして下さいますよう、ここに終わります。