吃音者にとって就活での電話は恐怖
吃音者にとって就活での電話は恐怖の一つです。
例えば、採用担当から電話がかかってきて、
着信を取ることができず、
こちからかけ直さないといけない時とか本当に嫌ですよね。
特に、
その採用担当者の名前が自分の言いにくく、
言葉がでないような名前の場合、
電話をするのが辛くなります。
そんな時の対処方法をお話しします。
吃音症状になった場合を想定する
就活で電話が必要な場合、
どもったらどうしようと恐怖があると思いますが、
この恐怖に対して、
直そうと思うと余計に酷くなるのが吃音の特徴です。
電話でどもってしまうこと前提で
吃音症状が発生した場合の対処方法だけを
考えて電話することをおすすめします。
吃音者で特に難発型の方でよくするのが
言葉の言い換えです。
言葉に詰まってしまった場合、
自分が言いやすいような言葉に置き換えて話すようなことです。
電話をする際にもこれを有効活用していきます。
言葉の優先順位を決める
電話をしていて吃音症状がでてしまう場合、
言葉がでないどうしようという一種のパニック状態に
陥ってしまいますよね。
そうなった時のために事前に言いやすい代わりの
フレーズを決めておきます。
この時に自分が発しにくい言葉、
フレーズは後回しにする方がよいです。
例えば自分の名前が言いにくい場合、
電話で自分の名を名乗る時に名前を一番最後にもってきます。
「先ほどお電話いただきました〜大学の〜学部の〜と申します。」
聞き手はその前の情報があればあるほど、名前と一致しやすくなります。
これが例えば
「・・・・・・・・と申します。」
となった場合、電話では何を言いたいのか伝わりにくく、
不審に思われてしまいます。
事前に名前を言う前に
情報を付けたして名前は言った方がよいです。
自分の名前がどうしても伝わらない場合
自分の名前が相手に
どうしても伝わらない場合の対処方をお話しします。
自分の苗字が「佐藤」だった場合
自分「さっさっさっさ・・・とうと申します。」
電話相手「すみません。もう一度おっしゃっていただいてもよろしいですか？」
自分「さ・し・す・せ・そ・の佐藤です。」
と電話で音が伝わりにくいということ前提で
相手に伝えていきます。
これならば言葉が詰まった時にも
何とか対応可能です。
吃音がでて焦ってしまった時
多くの吃音者の場合、
既に吃音症状がでた場合に何らかの
自分なりの対処方法があるでしょう。
私の場合は
「えーーーーっと」
を吃音症状が出た時に使います。
「えーーーーっと」
と言っている時に代わりの言葉を探しています。
このような対処方は苦し紛れに見えるかもしれませんが、
吃音は本当に直そうと思えば思うほど、酷くなってしまうものです。
難しいかもしれませんが、
吃音のことを意識せず、
なった時の対処法だけを考えることを実践してみてください。
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