就活やめて大学院に行ったSさんの体験談
自己紹介
お名前 | Sさん |
---|---|
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 現在は会社員 |
出身大学・学部 | R大学 |
就活をやめて進んだ道 | 大学院への進学 |
最初に何がきっかけで就職活動を始めましたか?
最初に就職活動を始めようと思ったのは、
3回生になって周りが就職活動に対して動き始めたからなんとなくでした。
大学側が就職活動セミナーを開催したり、
周りの友達が就職活動について話し始めているのを聞いて
巻き込まれるように就職活動を始めました。
どのように就職活動をしていましたか?
大学の授業でキャリア形成の授業や大学の就職支援課が開催している
セミナーをいくつか受けて就職活動に必要な自己PRの書き方や
企業分析のやり方などを学びました。
その後、とりあえずリクナビに登録したり、エントリーシートをとりあえず書いて
いくつかの企業に応募しました。
OB訪問とかインターンシップ等も就職支援課に窓口はあったことは知っていましたが、
人と関わることが非常に嫌だった当時は、そのような経験は避けていました。
結局書類応募の結果、面接に行けた企業は数か所だけでした。
また公務員への就職も希望していたので、
公務員試験の勉強も併行して行っていました。
無料登録だけで優良企業の特別オファーゲット!!就活成功させるならまずコレ!!
就職活動をやめたきっかけは何ですか?
就職活動をする際に、どうしても嫌だったのが皆と同じ格好をしなければならないことでした。
スカートを履いて、化粧をして、皆と同じ格好をしなければならないことに
とても苦痛を感じ始めたのがきっかけです。
私は普段スカートも化粧もしないタイプなので、
そのような「普通の女性のマナー」がとても違和感があり、
押しつけられることが苦痛でしょうがありませんでした。
今も就職活動の時期になると女子も男子もみんな同じような格好を
することに違和感があって仕方ありません。
また、私の学部時代は勉学しか真面目にやっておらず、
ほとんど人と関わることを避けていました。
そのような状況だった為、ろくに誇れる自己PRもないことが
就職活動を諦める一番の原因になりました。
周りの友達は接客のバイト経験やクラブ活動、ボランティア、インターンシップ等、
積極的に社会と関わっている経験が沢山あるにも関わらず、
当時の私には勉学の成績しか誇れるものはありませんでした。
就職セミナーでは、バイト経験やクラブ活動は特に自己PRのネタにしやすいため、
「店長からバイトリーダーを任されるようになった」
「売上を○○円上げることに成功した」
「クラブ活動でリーダーとして優秀にチームを導いた」など、
いかにも採用側に気に入られそうな内容のものを書けと言われたものです。
当然、私はバイトもクラブ活動もしてませんでしたので、
そのような就職セミナーでの言葉が響かず、
自分の今までの人を避けてきた生き方を就職活動で
アピール出来るネタなどないと痛感し、早々に心が折れてしまいました。
学生なのに学業を自己PRとして書けるネタを就職支援課からは教えてもらえず、
どの対策本を見ても自己PRのネタは同じようなものでした。
一応学業をベースに自己PRを書いて企業に出してみたものの、
書類選考も通らず、面接時には書いてある内容にも触れられなかったため、
落胆したのを覚えています。
そもそも接客のバイトも怖くて、こんな人と話すのも怖がっている自分では、
社会に出た後にやっていけるはずがないと最終的に就職活動を諦めてしまいました。
就職活動をやめてどうなりましたか?どのような道に進みましたか?
ただ、就職活動を諦めたからといってニートになるわけにもいかず、
とりあえず勉学だけは出来ていたのでそのまま付属の大学院に進むことにしました。
親は反対しましたし、私自身、そこまで研究に対しての熱意があったわけではなかったので
本当にこの選択肢で良かったのか直前まで悩みました。
文系の大学院に行くことは学部時代よりも年齢と学位が上がる分、
給料が上がる規定の採用方の企業がほとんどであるため企業側が採用を拒むこともあり、
就職活動が難しくなることは親にはとても反対されました。
自分自身も逃げではないかと思っていました。
しかし、どっちみち今まで逃げてきて道がないのであれば、社会人になる前に、
他の皆がしてきた経験をとりあえず二年の間にすること、
人付き合いをやり直すことを目標に上げ大学院に進むことにしたのです。
まず、大学院に入ってからは接客のアルバイトをすることから始めました。
一番自分がしたくないと思って逃げてきたことです。
一番抵抗が少なそうな本屋でバイトをしました。
当時は仕事に面白みも感じず、初めてのアルバイトだったため人間関係に悩みました。
接客時もちゃんと話せないことから沢山ミスをし、店長から嫌われていました。
結局、半年間という短い間でしたが、苦痛に耐えながらアルバイトをしました。
ただ、最終的には接客もそこそこ出来るようになり、
今思い出しても恥ずかしい思い出ばっかりですが、
今の社会人経験に活きている経験となっています。
また、研究の方も良い指導教官に当たった為、
研究会に参加したり、論文のプレゼンや雑誌投稿など発表の場を沢山設けてもらい、
必然的に人と関わらなければならない状態に追い込まれました。
何よりも研究を通じて出来た友人、先輩、同期など沢山の人達と関わることが出来て、
心から信用できる人達に出会えたこと、これが一番自分にとって素晴らしい経験となりました。
二年という短い期間でしたが、同じ方向を向いて研究について語り合う仲間は
今まで私が感じることのできなかった人の温もりを感じることができ、
本当に大切な絆となりました。
そのようなバイト経験や研究活動、仲間が出来たことで私の人への自信は回復し、
再度社会に出ることの決意をしました。
社会に無理やり合わせるのではなく、ありのままの自分を出すことで就職活動を
トライしてみることにしたのです。
結果は、一社、ありのままの私の状態を受け入れて内定をくれる会社に巡り合いました。
入社から色々ありましたが、7年以上経つ今もなお、その会社でバリバリ働いています。
実際に就職活動をやめて違う道に進んでみてどうでしたか?
実際に就職活動をやめて違う道に進むことは文系の学部であれば
ハンデにもなりうる状況でしたので、とても当時は苦しかったことを覚えています。
でもそれ以上に就職活動をやめて選んだ道だからこそ手に入れられたものがあり、
当時得ることが出来た経験や絆は今、社会人になっても活きています。
大学時代に就職活動が上手く行かなかった時は、
本当に絶望的で自分なんか一生正社員にもなれないととても悲観的でした。
このままダメ人間のままで生きていくだろうか、死ぬしかないとまで思っていました。
就職活動に失敗して自殺する学生さんがいるニュースを聞くと心が痛いです。
どうか、就職活動が上手くいかないからって悲観しないで欲しいです。
私は人と違って歩みが遅かったですが、その分違うものを手に入れれたと思ってますし、
大学院時代に培った論理的思考、文章作成能力、プレゼン能力は今現在仕事に活きています。
どこでどんな経験が活きるか分からないことをとても実感しています。
今の会社では、バイトから正社員になっている人達の割合がほとんどの会社なので、
新卒が逆に少ないぐらいで、自分が思っていた以上に正社員への道は沢山あることにも
社会に出てから気づきました。
これからの学生さん達には、大学の就職支援課に踊らされて将来を悲観するぐらいなら、
他の道を探して生きやすいように働く道を探しても良いと思っています。
就活をやめるかどうかお悩みなら!
就活をやめるかどうかお悩みであれば、
就職エージェントに相談してみるのがいいです。
就職エージェントは就活生のサポートを行っていますが、
進路相談のプロでもあります。
就活をやめたいがまだ気持ちがはっきりしていない方は
一度就職エージェントに相談してみることをおすすめします。
就活を有利に進めたい方、ホワイト優良企業の内定を獲得したい方はまず登録すべき、就活サイトです。
無料登録するだけで、優良企業から選考ステップが通常より短くなるなどの特別オファーを受け取ることができます。
就活を始める方、就活中の方は利用しておきたい就活サイトです。
価格 | 無料 |
---|---|
評価 | |
備考 | 新卒就活対象 |