ピアニストになるために就活中に留学することを決めたS.Kさん
自己紹介
お名前 | S.Kさん |
---|---|
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
職業 | ピアニスト |
出身大学・学部 | T大学・ピアノ科 |
就活をやめて進んだ道 | 海外留学 |
就職活動を始めたきっかけは何ですか?
やはり、
周りが就活一色になるので「自分も」という気持ちになりました。
同じピアノ科の仲間達が、
次々に音楽とは無関係の仕事を選び始めたので、
私も自然と一般企業への就職へと気持ちが移っていきました。
音楽の世界で成功し、
職に就ける人は本当にごく少数で狭き門なのです。
私もそのことを痛いほど知っていたので、
両親を安心させるためにもとにかくどこかへ就職しなければという気持ちで就活を始めました。
就職活動はどのように最初はしましたか?
学校に求人募集の案内がくるので、
主にその掲示板を見に行っていました。
興味のある職種であれば求人番号を窓口に申告し、
企業へその旨を伝えます。
学校を通しての求人募集はやはり安心感があったので、
専らそのやり方でした。
特に小企業は民間のものより、
学校からの案内の方が信用できます。
大手企業の場合は、
その会社のHPに求人情報が掲載されるので、
逐一チェックをしていました。
また、友人達と情報交換をして面接や筆記試験などの、
対策をしていました。
就職セミナーには積極的に参加して自分の弱み強みを知り、
面接に備えたりもしていました。
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就活ではなく、違う道を選んだきっかけは何でしたか?
もともと私はピアノをもっと極めたいと思っていました。
知識や技量をつけるのに4年では短すぎると感じていました。
出来ることなら大学院へ進学するか、
海外留学をしてもっと視野を広げたいと考えていました。
しかしこのような考えは、
音大なら少なからず誰もか抱いているものなのです。
ただそれを実行に移す人は少ないです。
大学院へ進学したからと言って、
海外で勉強したからと言って、
音楽界でやっていける保障はないからです。
むしろ就職できないことの方が多いので、
結局進学してもただ無駄に知識を増やしてしまっただけということになります。
更に、勉強をするにはそれなりの資金が必要です。
音大はそれでなくても莫大な学費がかかるのに、
それを継続することは親への負担も増えることになります。
自分のしたいことをする、
という考えは必然的に親に苦労をさせることとなります。
苦労というのは金銭面のことではなく、
精神的にという意味です。
親からすれば、いつまでも夢を追い続けずに、
安定した収入が得られるところへ就いてほしいという気持ちが強いと思います。
私の両親は口には出しませんが、
表情を見ればすぐに見てとれました。
しかし、
ピアノを極めたいという私の気持ちはいつまで経っても消えませんでした。
色んな企業に面接へ受けに行きましたが、
志望動機を聞かれることがとても苦痛でした。
上手く言えればいいのですが、
私は顔に出るタイプなようで、
考えてきた台詞を棒読みに言うものですから面接官も苦笑されていました。
就活一色になるとピアノに触れることも少なくなり、
私の生きがいであったものが崩れてしまいました。
そんな私の様子を見ていた両親が、
本当はどうしたいのかと私に問うてきたのです。
初めこそ「これでいい」と言っていた私ですが、
何度もしつこく聞かれるうちに溜めていた思いが溢れてしまいました。
その様子を見て両親は、
人生は悔いなくいきなさいと背中を押してくれたのをきっかけに、
私は就活をやめました。
就職ではなく、どのような道に進みましたか?
就活から一転して進学を選んだ私ですが、
友人からはとても驚かれました。
きっとそんなにピアノに情熱があったことを知らなかったのだと思います。
私が就活をやめたことにあやかって、
何人かの友人も私と同じ道に進路変更しました。
申し訳ないという気持ちもありましたが、
やはり嬉しい気持ちの方が大きかったです。
その時は大学院へ進学しようと思っていました。
その気持ちをピアノ科の信頼の厚い先生に話すと、
先生が、
「海外で勉強してみるのはどうですか?」
と提案してきたのです。
私はほとんど外国語を話せないので、
ピアノに加えて語学の勉強はきついと言ったのですが、
先生は「日本人も多く通う音大なら負担は少ない」と言いました。
海外留学は全く頭になかったのでとても混乱しました。
今から海外の音大へ行って遅くないのだろうかとか、
両親と離れて一人海外へ行くことを私は耐えられるだろうかなと、
色んな心配事や不安がぐるぐると渦巻きました。
それでも不思議なことに海外の人がどんな演奏をするのか、
どんな人達がいるのか知りたいという気持ちを沸き起こったのです。
自分は海外に行きたいのだと確信しました。
自宅に戻り、まず両親にこのことを話しました。
意外と両親は驚かずにいました。
そして、私の視野を広げたいという気持ちを話すと、
両親は了承してくれました。
同じ大学で勉強するより、
心機一転見知らぬ場所で音楽を出直すと言うのも、
良い刺激になるだろうと言ってくれました。
それから海外の音大へ入学するために猛勉強、
猛練習をしました。
どんなに忙しくても、
練習しすぎて腕が痛くても、
就活をしていた頃とは比べ物にならないくらい幸せで充実していました。
実際に違う道に進んでみてどうでしたか?
本当にこの道を選んで良かったと思っています。
幸いなことに、
海外留学先が同じ友人がいたので心強かったです。
私が思っていた想像をはるかに超えて、
海外の音楽は毎日刺激がありました。
技量も私はまだまだだと思わせられ、
落ち込んでしまうほど素晴らしい生徒ばかりでした。
それに追い付こうとこちらも必死になるので、
どんどん上達していきました。コンクールも積極的に受け、
自分の今のレベルを知ったり、
ピアニストへなるための勉強を寝る間も惜しんでやりました。
やる気が途切れなかったのは、
やはり自分のしたいことを思い切りやらせてもらっていたからだと思います。
辛いことがあっても、
やめてしまいたいとは思わないのです。
もっともっと上にいきたいという向上心だけでやり抜きました。
あの時、
このピアノを捨てて就職を選んでいたらと思うとすごく怖くなります。
それほど海外留学をしたことは、
私にとって人生において自信に繋がっています。
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備考 | 新卒就活対象 |