最終面接の手前で製パン職人になるために専門学校に通ったAさん
自己紹介
お名前 | Aさん |
---|---|
年齢 | 32歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 製菓職人 |
出身大学・学部 | U大学・工芸学部 |
就活をやめて進んだ道 | 手話通訳者になるために手話学校に通った |
就職活動を始めたきっかけをお聞かせください。
自分のまわりに就職組が多かったので、
一緒に就活を始めました。
学部で学んできたこと、
自分の興味のあることと、
学部卒の学位を活かして就職できるところとのギャップに悩み、
当時はまだ大学院に進むことも考えていましたが、
平行して就活もしていました。
どんな感じで就職活動していましたか?
同じ学部の就活仲間と合同説明会に行き、
いろいろな会社を見て回りました。
そこで興味を持った会社は、
後日単独の説明会に行き、
書類審査(一次審査)を受けるという形が
多かったと思います。
説明会の情報集めには
リクルートなどの就活サイトも利用しました。
特別に行きたい会社というのは無かったので、
自分の専攻(建築系)を中心に十数件、
説明会に参加し、
実際に書類以降の審査を受けたのは
6件程だったと思います。
面接試験に向けては、
マニュアル本を読んだり、
前日に会社のパンフレットをチェックしていました。
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進路変更をしようと思ったのはなぜですか?
就職活動をしていく中で、
本当にわずかな時間の面接で
合否を判断され理不尽に感じましたし、
一方で不採用通知をもらうと、
自分を全否定されたように感じ落ち込みました。
正直、自分が就活をしていた業種への
熱意などは無く、
ただ内定をもらうためだけの就職活動をしていました。
自己分析をして好感度の高い自己紹介をつくったり、
印象を良くするために姿勢や笑顔、話し方に気を配ったり、
会社や業界へ興味を持ったきっかけなども創造して、
まるでゲーム攻略のようだと感じていましたが、
もともと他人の顔色を伺うのが得意な方だった私は、
そのゲームを見事攻略し、
重役面接まで勝ち残ることになりました。
重役面接の知らせを頂いた時、
急に冷めてしまいました。
ゲーム感覚で受かるためだけに
就活をしてきていた自分を採用した会社にも、
このような就活システムにも、
嫌気がさしました。
また、グループ面接では、
熱意を熱く語る他の就活生を目の当たりにし、
自分との決定的な違いを感じていました。
嘘の塗り固めで入社した自分が、
本気でこの業界に熱意を持って入社してくる同期と、
同じように仕事して行けるわけが無いと思いましたし、
そんな風に好きでもない仕事をこの先何十年も続けて行くのは、
嫌だと思いました。
そんな単純なことに、
どうして就活を始める前
に気づかなかったのかと言われると
本当にその通りなんですが、
就活を始めた当時は考えもしませんでした。
この学部を卒業するなら、
この分野のこの中から会社を選んで就活しなさい、
という流れに自然に乗っかっていました。
なんの疑問も持たずに。
結局私は就活をして始めて、
自分が生涯続けて行きたい仕事と、
大学の学部がマッチしていなかったことに気づいたのでした。
その後どうなったのか、詳しくお聞きしても良いですか?
就活をしていく中で、
自分が本当にやりたいと思うことを
仕事にしたいと強く思うようになり、
子供の頃から漠然と憧れていた、
自分のケーキ屋さんを持つという夢を
現実的に考えるようになりました。
就職活動はやめましたが、
卒論は最後まで仕上げ、
無事大学を卒業しました。
その後、製菓衛生士の資格を取るために
専門学校に入学しました。
一年後、無事試験に合格し、
関西の大手ホテルに製パン職人として就職しました。
専門学校卒業後の就活では、
新卒扱いでしたので流れはほぼ、
大卒の就活と変わらなかったのですが、
面接でも、何を聞かれてもすらすらと答えられ、
自分の正直な気持ちで、
自分の言葉を伝えられたと感じました。
このことには自分でも驚きました。
その後その会社で3年パン職人として働きながら、
製菓の方も経験を積みたかったので、
町場の小さなカフェでパティシエとして
3年程アルバイトもしました。
その間コツコツと貯金をして、
この道を志した時から考えていたフランスでの
パティシエ修行を実現しました。
ツテもコネも無かったので
行き当たりばったりでしたが、
運良く修行先も見つかり、
本場のフランス菓子を学ぶことができました。
当初一年の修行の予定でしたが、
縁があってフランスに住み続けています。
環境の違いで苦労することはありますが、
こちらでの生活は自分に合っていると思います。
今後、パン職人としての経験も積み、
いずれは自分のお店を持つつもりです。
その時決断したことを今思い返してみてどうですか?
実際にやめてみて思うことは、
就職活動を辞めても大したことは無い、
ということです。
大学卒業、就活、会社に就職、(たぶん結婚)
という流れは日本人が最も多くたどる流れでしょうか?
就活当時は私はそのように感じていましたし、
そこから外れることを恐いと思っていました。
でも実際にはこの流れに沿っていない人は案外多くいるし、
それがすごいとかいうことも無ければ、
それが悪いということも無いんです。
誰しも、働いて生活しています。
就職活動の流れから外れると
将来ものすごく困ったことになるとかいうことも無いです。
そもそも普通に就職したって、
将来どうなるかは分からないですし。
それから、転職も当たり前になってきている昨今ですから、
やってみて合わなかったら、辞めたらいいのです。
その間にもたくさんの経験が得られますし、
どんな経験でも、自分の力になると私は信じています。
大学卒業後の就職が全てだ!
なんてことは絶対無いです。
これだけは確実に言えます。
私は学部卒から専門学校へ行きなおして、
端から見れば遠回りな人生だと思われるでしょうか。
でも人生は一本道だと、
私は思います。
このやり方でしか、
私は今いるここにたどり着けなかったと思うのです。
就職活動を辞めたことに後悔はありません。
むしろ、感謝したいぐらいです。
この先何があるか分かりませんが、
今、自分の周りにいてくれる人たちに出会えたことに
感謝したいです。
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