サービス業人事部のUさんが教える面接の5つのポイント
お名前 | Uさん |
---|---|
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
業界 | サービス業 |
面接官も人です
人事部にて数年新卒採用の担当を行っています。
ここ数年採用する側として
学生さん達を見ていて思うことは、
特に男子学生に元気が無いなあ
と感じるところです。
学生さん達にとっては毎年暑い時期に
就職活動をすることになり、
暑苦しいスーツを着て初めての企業、
知らない道を歩きながら説明会を受け、
試験を受けてというのは本当に
ストレスが溜まることだと思います。
ですが、疲れはててしまって、
顔に表情が無くなり、
面接時に投げやりのような感じで
コミュニケーションがまともにとれない学生さん達がいるのは
気持ちはわかるけど、
演じる形でも良いから乗り切って!
という気持ちになってしまいます。
面接時にどういった対応が面接官に
受けるのかは企業によって基準がマチマチですが、
弊社の視点及び一般的な
面接官がポイントにするところを上げたいと思います。
1つ目はコミュニケーション力でも特に聞く力だと思います。
社会人になると上司やお客様等、
相手が言いたいことを理解する力、
聞く力が最も必要になります。
これには態度も含まれています。
上司からの指示や質問が分からず
適当な返事だけして自分流に走って仕事をすると
後からトラブルになったり、
お客様においてはお客様の言いたいことを取り間違えたり、
聞く態度が悪いとクレームに繋がります。
そんな基本的な聞く力ですが、
意外と簡単そうに見えて面接時に
ちょっと不足している学生さんが増えています。
こちらの質問の内容を理解していなかったり、
こちらが話しているのに別の方向を向いていて
話を聞く態度が悪かったり、
そのような学生さんはやはり
どうしても面接時の評価が下がってしまいます。
もし、面接官からの質問で意味が
分からないような内容を聞かれてしまったら、
「○○こういうことでしょうか?」
と聞き返しましょう。
そして相手が何を聞きたいのか、
なぜその質問をあなたにしてくるのか、
質問の意図を考えながら
答えるようにしてみて下さい。
たまに不必要な質問をする面接官はいると思いますが、
ほとんどの場合は無意味な質問をしているのでありません。
うちの会社で合う学生かどうか、
質問に対する答えから確認しているからです。
自主性とも言われますが、
新卒の学生さんにはこれが求められることが多々あります。
特に総合職採用においてはこの能力が
求められることが多いと思います。
総合職として入社すると会社を
引っぱっていく存在として期待されるため、
会社に頼るような受け身な人材では無く、
積極的に勉強したり行動することが求められます。
総合職だけではないのですが、
自ら学ぼうとする積極的な姿勢がある人物は
採用側からすると非常に採用したい人材像の一つです。
積極性があることを伝えるには、
どういった仕事をしていきたいか、
どういった分野に携わりたいか、
いかに自分の気持ちを伝えるかが重要になってきます。
入社前で想像が難しいかもしれませんが、
説明会で聞いた内容で
「これに興味がある」
と少しでも思ったものをイマジネーションしながら
「〜したい」
といった感じで語ってみてください。
企業分析、
把握をしっかり行っておきましょう。
面接官からすると
「おっ、うちの企業に興味を持ってくれている!」
というような好印象ももたれやすくなります。
この後の論理性の項目と繋ぎ合わせると尚効果的です。
社会人として非常に大切なスキルが論理的思考です。
「私はこの施策を実行すると良いと思うんです!」
と社会人になって上司に伝えたところで
その提案が具体的でもなく、
理由がはっきりと説明出来なければ
相手を納得させることは出来ません。
「良い」と思う根拠を上げつつ、
説明し、
相手を説得するスキル=論理的思考力
が必要になります。
卒業論文などを書いていると皆さん
この問題に当たると思いますが、
社会人になってからもこの論理的思考は重要です。
前項の「御社で○○したい」については、
なぜしたいのか、
今までの過去の体験から自己分析をキッチリし、
だから御社でこういった仕事をしたいのだ、
と論理的に説明することで
面接官も納得しやすくなります。
この論理的に話すスキル、
良く面接官に見られているポイントだと
思ってもらった方が良いです。
論理的に話す事が出来る学生さんを見ると、
しっかりしているなあ、とか落ち着きがあるなあと
安心感にも繋がります。
グループ面接や説明会時のグループワーク等で
見られているポイントです。
残念ながら日本社会では
空気を読むということが重要視されます。
職場では度々、
自分の言いたいことばかりを押し通す人や、
そこで言ってはいけない!
という言葉を爆弾のように投下して
チームの空気が悪くなるということもあります。
日本社会は飲みニケーションなどがあるように
「和」を重要視するところがありますので、
和を乱す従業員は評価が下がってしまいます。
そういった背景から面接時に協調性があるかどうか、
確認する場合があります。
グループ面接時、
自分の隣の人の話を
興味無い態度で聞いていませんか?
自分だけ異常に長い自己PRをしてしまっていませんか?
そういった微妙な態度や
反応を面接官は敏感に感じています。
集団面接時の態度は
特に気にした方が良いと思います。
これは非常に説明が難しいのですが、
面接官は学生さん達の表情を非常によく見ています。
私が実際に会った学生さん達の中には、
話しかけても顔が無反応、
グループワークでの質問会で
他の学生さんが笑顔で楽しい話をしていても
無反応な学生さんがいました。
中には色々な事情で
笑顔になれなかったり、
表情自体を作ることが難しい学生さんも
いらっしゃるとは思うのですが、
面接官としては少し構えてしまいます。
表情を作ることは「感情を出す」ことになるので、
相手に自分の気持ちを伝えられる言葉以外の
コミュニケーション手段の一つです。
顔の表情や仕草も
コミュニケーションに入りますので、
普段無表情な顔しちゃっているなあと
自覚している学生さんには
是非相手がしている表情に
合わせる練習をしてみて欲しいです。
面接官や説明会で会う企業の人達も人間ですので、
自分が笑顔で話しかけている時に笑顔で返してくれるとホッとします。
協調性でも言えることですが、
表情や言葉に対する共感は
相手の警戒心を解くことでも非常に重要です。
あとは
これからの未来に起こることを
ワクワクしている学生さんの顔は
自然に顔が明るくなっています。
そういった表情が明るい学生さんも
面接官からは魅力的に感じます。
就職活動は辛いけど自分を信じて前向きに!
以上のようにポイントを書きましたが、
いざ実際面接になると
上手く自己PRが説明出来なかったり、
論理的になんて上手く説明出来ない!
なんてことも多々あると思います。
でも、面接で落とされたからって
暗い顔して就職なんてどうでもいいという気持ちで受けると、
面接官に伝わってしまいます。
落とされて
自信が無くなることもあると思いますが、
それでも平気な顔をしなければならないのが
社会人への入り口です。
私も学生の時に沢山落とされて、
内定は一社だけという結果でしたが、
今はこうやって採用側のお仕事もさせていただき、
結果としては満足しています。
沢山落とされても、
最後に巡り合う一社が自分とあってれば良いんです。
内定の数が多い方が
良いというわけではありません。
あなたと企業という人との相性が合えば入社した後、
後悔することは少ないと思います。
なので、沢山落ちても自信が無くなった表情をせずに、
前向きに面接に臨んでいって欲しいと思います。
企業の面接官も人であることを念頭に
置いていれば就職活動は怖いものではありません。
是非面接官を攻略するぐらいの気持ちで頑
張って欲しいと思います。
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