就活の息抜きに一人になることは良いストレス発散になる
| お名前 | A.Kさん |
|---|---|
| 年齢 | 30歳 |
| 性別 | 女性 |
| 職業 | 総合職 |
| 出身大学・学部 | 私立K大学・文学部 |
| 内定先の業界 | 出版業界 |
| 内定先の職種 | 総合職 |
就職活動はストレスとの戦い
つい数十年前までは
「学生生活最後の試練」と
呼ばれるものは卒業論文でした。
しかし近年、
卒業論文よりもずっと学生たちの頭を悩ませるものは
「就職活動」
です。
何十、何百という企業にエントリーシートを書き、
履歴書を送り…
なんとか面接までこぎつけても、
2次面接辺りで落とされてしまう…
これが続くと精神的にもどんどん疲れてきます。
就職活動はいかに自分を売り込んで良いところや
自分が行きたい企業に内定を貰うかが勝負になりますが、
それ以上に自分との戦いでもあるのです。
打ちのめされて精神的にボロボロになった時、
どう自分を癒すかが良い就職活動を送るに当たって
とても重要な要素になってきます。
これからご紹介するものは私が学生時代に行っていた
ストレス発散方法のうちの3つです。
少々変わった方法ではありますが、
効果的なものをピックアップしてご紹介していきます。
私が就職活動中に一番やっていたストレス発散方法です。
お友達とカラオケに行くことは学生生活の中で
よくやって来たことかもしれませんが、
就職活動中のストレスを発散させるためには
「一人で」
行くことが重要です。
その理由は、料金を抑えられて長い時間いられるから。
もう一つは気兼ねなく好き勝手できるからです。
一人カラオケなんて恥ずかしい…
と最初は思うかもしれませんが、
実際にやってみるとこれ以上のストレス発散方法は
無いんじゃないかと思うほど、かなり効果的です。
なかなか人前では歌えないようなお気に入りの曲をたくさん入れて、
大きな声で歌っているとその時間はその行為だけに集中しますから、
辛い就職活動のことは一時的にすっぱり忘れられます。
また、大声を出すと疲れもしますが、
後には心地良いスッキリ感と高揚感があります。
しかし、大声を出すという行為は
普通に生活しているとなかなかできないことです。
カラオケルームのような防音がしっかりした部屋でなければ
できないことですので、
体の奥底に溜まりに溜まった鬱憤を
声に出して発散させるにはとても良い方法です。
土日は料金も割高ですし、
大変混み合いますので平日の早い時間に行くのがおすすめです。
私はよく、圧迫面接を受けて落ち込んだその日か次の日には
一人カラオケをしてシャウトしていました。
溜まったストレス、その日のうちに。
圧迫面接などを受けた直後の苛立ちは大きな声で
ロックや演歌を熱唱するのが一番発散できます。
ムシャクシャしてる時はこれが一番でした。
散歩（ウォーキング）は適度な時間おこなうと良い運動にもなりますし、
気分転換にもなります。
しかし、ここで大事なのは「人混み」を歩くことです。
静かな公園ではありません。
普通に歩く分には公園などが良いのですが、
就職活動中のストレス発散を目的とする場合に限り私は
「人混み」 「雑踏」
の中の散歩をおすすめします。
これにはきちんと理由がありまして、
人の行き来が多い場所は主に繁華街などになります。
そういう場所は人通りだけでなく、
情報にも溢れています。
この喧噪の中の情報が膨大であればあるほど、
歩く時はそちらに集中しなくてはなりません。
そうやって情報に集中している間は
就職活動についてのことは短い時間ではありますが忘れることが出来ます。
静かな公園や住宅街の中の散歩も良いのですが、
静かすぎるとあれやこれやと色んな事を考えてしまいがちです。
そうなった時に必ず頭によぎるのは就職活動についてです。
意識しないようにしよう、と思えば思うほど、
それは常に考えているのと同じになります。
ならば、無理やり考えられないようにすれば良いのです。
そのための装置が「人混みにある膨大な情報」なわけです。
繁華街となると色んな飲食店やお店もありますので、
休憩がてらウィンドウショッピングを楽しんだり、
何か美味しい物を食べたりも出来ます。
折角繁華街の中を歩き回るのですから、
いつもよりちょっとおしゃれをしてみるのも良いでしょう。
私がよく歩いていたのは夜の歌舞伎町です。
少々危険な場所ではありますが、
奥まで行かなければ大丈夫です。
歌舞伎町は日本一の歓楽街というだけあって、
その喧噪と猥雑さがサイバーパンク映画のような雰囲気を醸し出しており、
足を踏み入れただけでその空間の一部に
なったような感覚を覚えました。
人間は時として喧噪の中の方が落ち着く瞬間があるのだと、
この時に実感しました。
就職活動に疲れたら、
少し長い時間お休みして一人旅をしてみるのも良いでしょう。
就職活動をしているのは自分だけではありませんから、
友達と予定を合わせてというのも難しくなってきます。
こういう機会はかえって貴重ですので、
一人旅を今の時期に楽しんでストレスを発散させましょう。
一人旅の仕方は2種類あります。
一つは
「きっちりと計画を立てて自分の行きたい場所や宿を決めてから出発する」
もう一つは
「あてもなくふらりと、気の向くままに旅に出る」
というものです。
どちらも良さがあり、一長一短です。
自分に合ったやり方で好き勝手しましょう。
一人旅がなぜストレス発散になるかと言いますと、
非現実的な空間に体ごと無理やり置いてしまうからです。
また、これは私が当時そうだったのですが、
就職活動中だからと学生は何かと我慢をしがちです。
その我慢がストレスになっているということもありますので、
この旅行の間だけは何も我慢はしない、好きなものを食べて好きに過ごす、
という期間限定のわがままを自分自身に許すことで心機一転することができます。
現実（就職活動）に疲れたら非現実で思いっきり発散をする。
それが今後への活力にもなります。
なので、折角の旅行ですから
自分が今まで行きたかった場所や食べたかったものなどを求めて、
うんとわがままに過ごしてみましょう。
一泊二日だけでも心がスッキリできます。
ふらりとあてもなく出掛ける場合でも計画を立てて出発する場合でも、
ご家族へは事前にどこに行くかくらいは連絡しておきましょう。
私は就職活動中の初夏に京都に一人旅をしました。
ふらりと突発的に行ったので宿は寺。
観に行く場所もその時の気分で決めるといった適当さでしたが、
誰にも気を遣わずに見学したり行き先を決めたり、
食べたいものを食べたりと好き勝手やっていました。
貯めてたアルバイト代は無くなってしまいましたが、
我慢していたことを一気に放出したので
その後の就職活動へのやる気回復になったと思います。
ストレス発散は「一人」がおすすめ
ここまで就職活動中のストレス発散についてご紹介して来ましたが、
いかがでしたか？
お気付きの方もいるでしょうが、
上記の3つに共通しているのはいずれも
「一人」
ということです。
なぜ一人にそこまでこだわるのか。
これにはきちんとした理由があります。
カラオケも旅行も誰かと一緒の方が
確かに楽しめる要素は非常に多いです。
しかし、この時期に友達と遊びに行くと必ず
「就活どう？」
という話になります。
これは経験から断言できますが、
絶対に就職活動の話題はお互いに出したくなくても出てしまうものなのです。
なぜなら、今最も旬な話題だからです。
就職活動のストレス発散をしに来ているのに、
この話題がのぼっただけで、
一気に現実に思考は引き戻されてしまいます。
そして
「こんなことしている場合ではないんじゃないか」
と考えてしまったりします。
そうなってしまっては余計にストレスが溜まりますね。
そうならないためにも、「一人」でストレス発散することをおすすめします。
重要なのは、ストレス発散中に就職活動のことは
一切考えない（考えられない）ようにするということです。
いわゆるお一人様をすることに最初は戸惑うかもしれませんが、
社会人になったらお一人様で行うことなんて山ほどあります。
それに今から慣れておこうとポジティブに考えてみましょう。
心機一転した後は、
今までとは違った就職活動の仕方を見つけられるかもしれません。
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