大嫌いな面接が始まった2月下旬
吃音者の私がこれまでの人生で避けてきた
就職活動の面接がとうとうやってきました。
初めての面接は本当に緊張しました。
面接は1対2、私と男女2名の面接官とでした。
まあ就活最初の面接ということもあり、
ただただ吃音症状が酷くて、終始どもっていました。
幸いにもこのお二人の面接官はやわらかい感じでしたので
最悪のどもり症状の状態ではなかったです。
(私の吃音症状は緊張すればするほど酷くなるため)
やっぱりこうなっちゃうよなー
という感じで面接が終わったのを覚えています。
この時は慣れが必要!
というポジティブに
すぐに気持ちを切り替えました。
初めての集団面接
最初の面接が終わった次の日にも面接がありました。
今度は5対5の集団面接です。
なぜか面接の前は自信があり、
前回緊張したけど、
もう既に1回経験したから絶対大丈夫という
気持ちで挑みました。
この面接に来る前に家の鏡の前で練習もしており、
絶対に自分はできるということを言い聞かせてました。
というのも吃音は
自分の自信にも大きく関係していくるからです。
ところが、いざ面接室に入ってみると前回1対2でやった時と
集団面接ではその場の空気感がまるで違うということを感じました。
誰かが話している時にじっと座って自分の番を待つ、
これがもの凄く自分の緊張状態を高めました。
そして、自分の話す順番になると・・・
全然ことばが口からでませんでした。
自己紹介もロクにできず、前の面接よりもさらに
酷い状態になりました。
失態をさらして、ほとんど何もアピールできないまま
面接は終了・・・・・
面接が終わり、横に座っていた就活生に
「緊張しまくってたけど、大丈夫?」
とフォローしてくれたつもりだったと思いますが、
そのことばがなぜが自分への追い打ちになりました。
この私の隣の就活生の言葉には凄く重みを感じ
ズーンと気持ちは沈みました。
このままではマズい・・・
この時に思ったのは
「このままじゃ絶対にマズい。」
です。
確かにこの時、あまりの面接の酷さに落ち込みはしたものの
私にはコネ採用がありました。
コネ採用でこの失態は絶対にさらせるわけにはいかない!
コネ採用でも同じことを繰り返したら、
いくらコネでも絶対に内定はありえない。
こう自分に言い聞かせて
気持ちをどうにか切り替えて次に進みました。
この時、どんなに辛いことがあっても、
面接で吃音症状が出て失敗が続いても、
頑張ることができたのはコネ採用があったからです。
私はコネ採用で内定を獲得するために
面接は諦めずに続けていきました。